カメラのことで、自分がもう言わないでほしいこと。
おっさんのへりくつです。
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50mm=標準レンズ=人間の視野と同じ画角?
ネットのあちこちで見かける俗説。
車に乗ったらカメラに50mmのレンズをつけて試してほしい。どれくらいの範囲が写るのか。
もちろん運転席。助手席でもいいかも。
もちろん35mm版(NikonでいうところのFXフォーマット)でね。APS-C(DXフォーマット)なら35mmレンズで。
たぶん、驚くほど狭いと思う。
運転席に座れば、普通、フロントガラス越しに見える景色は、そこだけ切り取られたように見えるのではないでしょうか。
視野にはハンドルを握る手元も見えているし、Aピラーや助手席側の景色も目に入るはず。
それが50mmのレンズをつけてシャッターを切ると、フロントガラスの枠はおろか、バックミラー、ハンドル、何にも写りません。フロントガラス越しに見える景色を「切り取った」写真が撮れるだけです。
これで「50mmレンズの画角は人間の視野と同じ」「だから自然に見える」なんて言われたら、危なくて運転なんてできないかも。
パースペクティブ(遠近感)が自然というなら、まあそうかもね。
ただ、ファインダーを覗いた感じでは、70mmくらいで肉眼と一致するし、目に入る範囲なら24mm以上でしょ?
デジカメとかデジタル一眼とか
今時フィルムカメラよりもデジタルが圧倒的なシェアを占めているのだから、「デジカメ」とか「コンパクトデジカメ」「デジタル一眼」という言い方はもうやめたらいいのに。
「カメラ」「コンパクトカメラ」「一眼レフ」で通じると思う。